当院のホームページをご覧頂きまして、ありがとうございます。院長の樋口純一です。

当院はJR学研都市線津田駅から車で3分、徒歩15分の住宅地の中にある鍼灸整体院です。 決して駅近でもなく、住宅地の奥のわかりにくい場所にある治療院にも関わらず、様々なお悩みを持った方々に口コミやご紹介で多く通っていただいています。

あなたの「こうなりたい」をサポートすることを目的に、2010年に開院して以来、地域のみなさまに心身のケアを任せて頂いています。

もしあなたがそういったことでお困りでしたら、どうぞ安心して当院にご相談ください。

身体を根本的に改善し、その場だけでなく長期的に心身の健康を維持していけるよう、全力でお手伝いいたします。

鍼灸や整体の施術はもちろん、よもぎ蒸しやトレーニング、体操などのセルフケア指導もいたします。またデータに基づく生活習慣へのアプローチには、医師の監修、推薦もいただいております。

ガンコな肩こりや腰痛、自律神経の不調などでお困りの方、また他の治療や施術をいろいろ受けてもよくならなかった方も、どうかあきらめずに、私たちにご相談ください。

「先生、私、骨盤がゆがんでいるんです。そのせいで腰痛がひどいんだと思います」とか、
「私、猫背で肩こりがひどくて、猫背は治りますか…？」
「デスクワークなので、肩首の痛みが出るんですよね？」

といった質問をよくいただきます。

そのこと自体は間違ってはいないのですが、
そういった質問には、まずこのように答えます。

「身体は元々、まっすぐの左右対称ではありません。」
「例えば、肝臓は１㎏以上の重さがあり身体の右側に位置します、また心臓はやや左寄りにあり、相当なエネルギーを発しています。その重さやパワーを支えるためには、左右対症では、バランスが取りにくいんです。背骨も横から見るとS字に曲がっています。」

「他にも、右利きの人だったら、右側の筋力の方が強くなりますし、全身のバランスを保つため、体重のかかり具合も右足と左足では違います。このように元々身体には自然な偏りがあるので、身体の不調はゆがみだけが問題ではありません。」

すると、たいてい「なるほど、身体は歪んでいて当たり前なのですね。歪みが原因ではないとしたら、なぜ、私は肩こり（腰痛）なのでしょうか？」

と質問されます。

そしてその答えはこうです。（少しくどい説明ですが）

「元々自然な歪みはあるのです。言い方を変えると、生まれながらに左右非対称なのです。その自然な歪み、非対称性によって、身体は機能的に動き、働くことができます。

ただし、この自然な歪みの範囲内で過ごしていれば、痛みや症状は出ませんが、何時間も猫背でパソコンやスマホをしていたり、極端にゆがんだ姿勢や同一姿勢で、不自然な身体の使い方を続けていると、局所だけに負担がかかりやすくなります。

そして、その状態を続けていると、局所だけの負担がどんどん大きくなっていき、痛みや症状が出てきます。

それがいわゆる、【肩こり】や【腰痛】といった局所のコリや痛みです。

それが進んでいくと、自律神経などにも影響し、冷えやむくみ、体質の問題、内臓の不調、慢性症状など（生理痛、消化不良、頭痛、IBSなど挙げていけばキリがありません）に繋がるのです。」

「さらに言うと、身体には、【恒常性】（ホメオスタシス）といって、身体の状態を一定に保つ、現状を維持しようとする作用が働いています。これは今の状態を維持するのが身体にとっては省エネで、コントロールしやすいからです。

この恒常性が働いていると、例え不自然な体の使い方をしていても、そのまま不自然に使い続けてしまうことがよくあるのです。

このようにして、本当は負担ががかる悪い状態が続けられ、慢性症状が作られていくのです。

実は、アメリカの肩こりの研究で、デスクワークを１時間するたびに、ストレッチや肩回りの運動を１～２分すると、血流が９割以上改善するというデータもあります。

ということは、マメにケアをしていれば、肩こりは起こりにくくなるということですね。
逆に言うと、それを怠れば、誰でも簡単に肩こりになる可能性がある、ということです。

ほかにも、ストレスなど様々な原因が絡み合っているので、これだけで完璧とは言えませんが、簡単な運動だけでも肩こりは、かなり軽減されることでしょう。これは肩こりだけでなく、他の様々な不調についても同様のことが当てはまります。

痛みや症状は不自然な姿勢や使い方の結果なので、局所の痛みだけを取り去ったところで、しばらくすると痛みは再発します。
考えてみれば分かると思いますが、そもそもが不自然な体の使い方をしているので、痛みや症状が出ない方がおかしいのです。

不自然な体の使い方をしているのに、何の症状もないとう場合は、実は、よっぽど頑丈な体か、非常に鈍感か、たまたま何も症状が出ていない、気付いていない、というだけなのです。
なので、たいていは、「たまたま痛みや症状が出た」と考えます。そして多くの人が「放っておいて治ったから、大丈夫」と思います。

そして実は、それはその通りなのです。
体は元々ゆがんでできているのですから、そこから多少ゆがみが大きくなっても許容範囲なのです。
そういう場合は、症状が出ても軽症で、十分に睡眠をとったり、ストレスを発散したり、運動して、食事も気をつけるなどすると、何も気にならない体に戻ります。

ですが、中には、睡眠、運動、食事などに気をつけても、なかなか良くならない、以前は軽い症状だったのに、いつのまにやら、結構つらくなってきている、という人もいます。

この場合は、ゆがみが、「許容範囲を超えてしまっている」、「体の構造自体に変化が生じている」と考えられます。このようになってくると、睡眠、食事、運動、だけではなかなか改善しないことが増えてきます。

こういう時に、「体を整える」ことが必要になってくるのです。

肩こりなどの症状一つとってみても、いろいろな原因が複雑に絡み合って起きているのですが、まずはシンプルに考えてみましょう。

肩こりや腰痛、膝痛など体の歪みから来る症状はもちろん、
不眠や便秘といった自律神経が関わっている症状やストレスからくる症状に対しても、当院ではまず、体の不自然なゆがみを整えるところから始めます。

ゆがみや滞っているところをスムーズにするだけで、自律神経のバランスも取りやすくなり、ストレスも軽減しやすくなります。

そして整体によって、「体を元の状態に戻す」というより、「元に戻りやすい状態にする（＝許容範囲内）」のです。

これが当院の考える整体です。

施術者が、「元に戻して」しまっては、自然治癒力（自分で元に戻ろうとする力）が働きにくくなります。
なので、施術者は、「もうちょっとで元に戻れる状態」にしておきます。
後は本人の自然治癒力にお任せします。

自然治癒力を働かせることによって、今後は、自分で自分を治す力を発揮しやすくなります。

こういった時によくある例えで、
「魚を与えるのか？釣り方を教えるのか？」というのがあります。

魚を与えられると、その時はお腹の足しになりますが、次お腹が減った時にもまた魚を与えてくれる人が必要です。
ですが、釣り方を教えてもらうと、次は自分で魚を釣れるようになります。

というように当院では、施術者が痛みや症状を改善するだけでなく、最終的に自分で自分を整えられるところまでをゴールとして、お伝えしています。

そしてそのゴールは、できれば「放っておいても寝たら治る」です。またそこまでいかなくても、「ちょっと気をつけたら治った」です。

そのための、ゆがみがあることを前提とした、動きやすい体、しなやかな体を整体や鍼灸を使って目指します。

治療家歴20年以上の施術スタッフは、国家資格である指圧やマッサージ、鍼灸はもちろん、カイロプラクティック、オステオパシー、日本古来の整体術、三軸修正法、シナプス療法、その他様々な治療法を学んでいます。

そしてそれらの治療法を用いて、できるだけ施術者からの刺激は少なく、患者の内なる自然治癒力を引き出せるように、施術をしております。

また、全身のバランスを整える施術は、『体が見違えるように軽い』、『今まで受けた整体と全然違う』、『説明がとても分かりやすく納得できる』といった喜びの声を頂いております。

当院では、YNSA（山元式新頭鍼療法）という頭の鍼と、無血刺絡（チクチク療法）という刺さない鍼をメインで提供しております。

どちらの治療法も日本の医師が開発したもので、西洋医学と東洋医学が見事に融合した治療法です。

ギックリ腰や寝違いなどの即効的な痛みの緩和はもちろん、長年の頭痛や胃腸症状などの慢性的な自律神経症状からパーキンソン病などの難治性の疾患などにも効果が確認されており、海外でも盛んに行われている治療法です。

実は、整体というのは、指圧・マッサージ、鍼灸、柔道整復（整骨）と違って、日本の法律では何も規定されておらず、誰でもできる施術なのです。

今日から「私は整体師です。」と名乗れば、誰でもできるのです。

それは極端だとしても、数か月間しっかりカリキュラムを組んで教えるところもあれば、「あなたも1週間で整体師になれます！」というような整体の通信教育もあるくらいですから。どこがいいのかを選ぶことは非常に難しいのです。

逆に、国家資格（柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師）は、最低3年間専門学校にて、専門知識と専門技術の習得後、国家資格を受けることが可能なのです。そして国家試験に合格してようやく国家資格を得ることができるのです。

なので、国家資格取得者は学術ともにある一定の水準をクリアしているといえます。

また、カイロプラクティック院やオステオパシー治療院などの場合は、海外の専門大学で数年間勉強して、資格を取得している施術者もいます。

カイロプラクティックやオステオパシーに関しては、日本では国家資格と認められていないものの、海外では、医師と同等の資格もあるので一度調べてみる価値はあるでしょう。

国家資格がすべてではないですが、治療院を選ぶ一つの基準にはなるのではないでしょうか？

どこを選ぶかは慎重にしてくださいね。

慢性症状の対策には、以下のようなものがあります。

一般的に言われているごく当たり前のことです。
が、これらを実践できていないことが不調を招くのです。

ただし、いきなりすべてをやっていこうとすると、なかなか難しいですし、すべてをやる必要はないと思います。

無理にやろうとすると、がんばってしまって逆に「ストレスをため込んで」しまい、無意識下でのストレスとなりやすいです。すべてやろうとはせず、できそうなところから少しずつ進めていくことが大切です。ある程度やってみて、それで体調の改善などがあれば、それ以上は無理にする必要もないとも思います。

これらの対策を行いながら、足りないところは、鍼灸や整体、セルフケア等を用いて、身体を整えていきます。

先にも述べたように、痛みや不調の原因は局所の問題ではなく、全身の問題です。

姿勢がゆがんでいることで、物理的に神経や血液の流れが悪くなっていて、関節や筋肉、内臓に負担がかかっているのです。

姿勢をよくするためには、整体によって動きの悪くなっている関節を矯正し、筋肉の緊張や内臓の働きなどを調整し、全身のバランスを整えます。鍼灸は自律神経の調整や痛みの抑制効果も高いです。

また座り方や歩き方など身体の正しい使い方について学び、運動やストレッチ、セルフケアなどを実践することが必要です。

全身のバランスや体質を改善し、身体の使い方を変えていかなければ、根本治療になりません。

局所的な治療では、一時的に治ったかのように見えても、同じ体のゆがみで、同じ身体の使い方をするので、痛みや症状がまた再発する可能性がとても高いのです。

ですので、鍼灸や整体などの治療はもちろんのこと、運動や体操などを含めた様々な指導もできる治療院を選ぶ必要があります。

一つの治療院で筋骨格系を矯正し、自律神経を整え、姿勢指導も受けられ、運動指導、食事指導、睡眠指導までしてくれることが望ましいです。

ただやるべき事、改善すべき事を伝えられても、正しく理解し、実践し、経過を観察していかなければ、そもそも続きません。

続けていかなければ、これもまた元に戻ってしまいます。

整体にしても、姿勢指導にしても、運動指導にしても、一つの治療院で全てのケアを体系的に行い、継続していくことが手間も労力もかからず、経済的にも負担が少ないですよね。

もう一つ大切なことは、人間には前述の恒常性（現状維持メカニズム）、今の状態を保とうとする仕組みがあります。身体に良いからとか悪いからとかの判断ではなく、ただただ今の状態を維持をしようとするシステムです。

その上、人間は、良い悪いだけでは済まない、習慣に縛られた動物です。
体に悪いと思いながらも、お酒やたばこをなかなか止められないというのは、依存性ももちろんありますが、この習慣化と恒常性が大きく働いているからです。

この悪習慣と恒常性を書き換えていくためには、何か悪いことをいきなり止めるというよりは、何か良いこと、良い習慣をプラスしていくという発想の方が改善していきやすいです。
これだったらやってみたい、できそうとか、これはなかなか止められない、というように区別しながら、生活習慣の改善を進めていくといいでしょう。

運動、睡眠、食事を始めとした生活習慣を少しずつ改善していきつつ、同時進行で根本改善の治療で慢性症状や体質改善をしていきましょう。